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朝陽はそのまま窓に腰を下ろすとフレームの向こうからポツリと呟いた
「朝みたいに笑えよ……」
「ぇ……」
何を言っているのかわからず小さく声が漏れた
朝陽はフレームをそっと外し腰掛けた窓にそのまま両手をついた
しばらくの沈黙……
絡み合う視線……
胸の高鳴りで息苦しくさえ感じだした
ふと朝陽の瞳が哀しげに見えた瞬間、
窓から一際キツい風が吹き込みカーテンを大きく翻し、朝陽の姿を一瞬隠した
「ぁ……」
思わず視界から消えたことに驚く私
すぐに現れた朝陽からはさっきまでの表情は消えニタリと笑みを含んだ
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