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ベッドに寝転がるとジャケットに顔を埋めた 微かなタバコ匂いと朝陽の匂いが広がった 胸に抱きしめ朝陽に言われた言葉を思い出す 『涼………ホントに俺のこと好きなの? 』 あんな事を言ったのにすぐに私を見つけてくれた朝陽 朝陽の本心はどこにあるのか なにを考えているのか 俺様な朝陽 優しい朝陽 寂しげな朝陽 次々と朝陽の顔が思い浮かぶ 朝陽の本当の顔はどれなんだろう……… そんなことを考えているうちに私は夢の中へと落ちていった .
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