- 39 -

10/12
前へ
/797ページ
次へ
「ミャ~」 それは突然私の足元から聞こえてきた 「えっ?久我原先生………ネコ連れて来ちゃったんですか?」 「えぇまぁ………ん?どこだ??」 私は自分の足元に摺り寄るネコに焦ってしまう 「どこにいるんだ?クロシェット、おいで」 朝陽の声に反応しネコは身軽にベッドへと飛び乗った 「ミャ~」 「久我原先生…ネコは今後出入り禁止ですよ」 矢田先生の少しあきれた声が響きベッドが軋んだ 「少し寝かせてもらえた楽になりました。 そろそろ戻ります」 「でも、まだ熱下がってないんだから無理しないように あっ、それとその猫チャン、バレないようにしてくださいね」 .
/797ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1277人が本棚に入れています
本棚に追加