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私は朝陽が寝入ったのを確認して保健室へと戻った 「あら夕凪さん、具合でも悪くなった?」 「いえ、私は大丈夫なんですけど…… あの……久我原先生にジャケットを返しにいったら熱が高くて………」 教室へ行くと言ったのに美術準備室にいた事を怒られるんじゃないかとしどろもどろになる そんな私を笑顔で見返しながら矢田先生が箱を2つ差し出した 「私この書類仕上げるように事務の先生から言われちゃって これお願いして良いかしら?」 見るとそれはアイスシートと解熱剤だった 私はぺこりと頭を下げると急いで朝陽の所へと戻った .
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