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私の目の前のドアが開き一面が白いシャツとジャージで塞がれた 見上げるとそこには体格のいい石原先生が驚いた顔で立っていた 「夕凪?こんなところでなにしてるんだ??」 「え……いえ、……先生こそ何してるんですか?」 石原先生はテニス部の顧問で美術室なんかとは無縁に思えた 「あぁ、なんか来年から久我原先生と一緒に美術担当するはずだった人を、研修も兼ねて週に何度か来てもらうことになってな で、大きな物を動かして欲しいって雑用頼まれちゃって」 先生はニッカリ笑うと後頭部を掻いた 「……新しい…先生?」 .
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