1277人が本棚に入れています
本棚に追加
私の目の前のドアが開き一面が白いシャツとジャージで塞がれた
見上げるとそこには体格のいい石原先生が驚いた顔で立っていた
「夕凪?こんなところでなにしてるんだ??」
「え……いえ、……先生こそ何してるんですか?」
石原先生はテニス部の顧問で美術室なんかとは無縁に思えた
「あぁ、なんか来年から久我原先生と一緒に美術担当するはずだった人を、研修も兼ねて週に何度か来てもらうことになってな
で、大きな物を動かして欲しいって雑用頼まれちゃって」
先生はニッカリ笑うと後頭部を掻いた
「……新しい…先生?」
.
最初のコメントを投稿しよう!