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「朔夜くん♪」
私の背後から聞こえたその声にさくちゃんは目をまん丸にさせた
「え………どうして?」
私の後ろに向けられたその瞳の先を追うように私も振り返った
そこには ゆるふわ系のスタイルの良い可愛いらしい女性が片手を軽く挙げ可愛らしい微笑みを浮かべていた
雑誌の中から抜け出してきたかのようなこの女性に私は一度だけ会っていた
「うふふっ、驚いた?!」
「驚いたも何も……月乃さんこんな所で何してるんですか?!」
月乃さんは私の横をスッと通り抜けさくちゃんの腕に手をかけた
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