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「あーいたいた!神楽先生さがしましたよ」 階段を上がったばかりの石原先生が月乃さんを見つけ声をかけてきた 「あはっ、ごめんなさい。 知り合いを見つけたものでつい」 石原先生はさくちゃんと私を見ると少し驚いた表情になった 「なんだ、伊川と夕凪は神楽先生と知り合いなのか?」 「はい、有川先輩のバイト先の方だったんです」 さくちゃんは落ち着いた様子で石原先生に伝える 「有川のバイト先の……ほぅ、すごい奇遇なんだな! 有川は元気でやってるのか? たまには後輩の指導に来いと伝えておいてくれ」 懐かしいテニス部員の名前を聞き石原先生も思い出が頭を過ぎったようだった .
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