- 43 -  朔夜side

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声をかけると驚いたようにこちらに視線を移したが、僕と目が合うと慌ててカーテンを閉め窓の傍から消えてしまった 「すず?………何かあったのか?」 すでに姿の見えない窓に向かって声をかけるが、すずの部屋は真っ暗で静まり返ったままだった すずの様子が明らかにおかしい 僕はいてもたってもいられなくなり、すずの家へと急いだ 「おばさん、すずに会えませんか?」 突然訪ねた僕におばさんは少し驚いたようだったが、 「ちょっと待ってね。様子見てくるから」 と二階へと上がっていった .
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