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目の前のチャラ男先生は大きく息を吐いた
「ふぐぐぐんふぐぐぐ!!」
口を押さえられたままの私は非難の目で思いっきり睨みつけた
「プハハハッごめんごめん」
何が面白いのか笑いながら手を離すと、
スルリと自分の体を布団から抜き出し
潜りこんで来たとき同様私の上をひらりと片手をついて飛び越えた
現れた時と同じように突然で驚き
私はガバッと飛び起きてしまった
チャラ男先生はカーテン側へ立つと何気にベッドの端に腰を下ろしてきた
「ねぇねぇキミさ、この上靴は自分のもの?」
「えぇそうですけど」
「ふ~ん『りょう』って男みてぇな名前
俺間違えたし、紛らわしい」
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