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あっさりと俺から手を離した榊は
「今日は金曜日だから泊まりに来てくださいね」
と言い 待ってますからねと耳元に囁くと
すたすたと図書館を出て行ってしまった
残された俺は本を読み
必死に気を逸らして身体を平静に戻した
家に帰り 家族に友人の家に泊まると伝えてから
榊のマンションへ向かう
「いらっしゃい先輩 さあどうぞ」
榊に手を引かれ
リビングのソファーに座るとキスをされた
「図書館で感じてましたね先輩
今夜は続きをたっぷりしてあげますよ」
「あ……」
「ふふ…夜までおあずけです」
赤くなった俺の頬にキスをして
榊はキッチンに行ってしまった
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