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「はい、着いたよ」
「うわー!凄いー!綺麗ですー!!」
着いた場所は山の上の開けた場所。
眺めが良く遠くの街まで見えてしまう。
あ、もしかしたら、悠紀さん家も見えるかもー!
「樹さん!とっても綺麗な場所ですね!」
「でしょ?僕のお気に入りの場所なんだ」
あ、あれはお義父さんの家かな?
ここから見えるなんてやっぱり大きな家なんだなー!
こんな素敵な所、悠紀さんや皆さんとも来れたらいいなー!
「青菜ちゃん、気に入った?」
「はい!とっても!」
それは良かった、にっこり笑って言う樹さんに私もにこにこと笑って返す。
樹さんは私の隣にくると手を上げて、グッと背伸びをした。
「樹さん、この場所どうやって見つけたんですかー?」
「この場所はねー…
僕の両親が死んだ場所なんだ」
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