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桜木先輩、私、ずっとずっと、好きでした。
先輩が名乗らなくても、私は先輩の名前を知っていました。
因幡西に通う中学時代の友達にそれとなく調べてもらったんです。
先輩も… きっとそんな風に私の名前を調べたのだろう。
お互いに魅かれていたなんて。
こんなドラマチックなことが起こるなんて、てんぱり具合が半端ない。
私は人生で受けるはずの幸運を今日、今、この時、全部使った。
…というのはちょっと大袈裟かもしれないけど。
でも、それぐらい幸せな気持ちで、私は有頂天になっていた。
勇気を出して告白できた事の満足感と両想いだったことの嬉しさで、体がふわふわと地上から浮いてるような感覚に見舞われていた。
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