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「あの、私も桜木先輩と同じで、ホームで時々みかける先輩の事を、いいなって思ってて……」
恥ずかしさから俯き加減でいたけど、
「ずっと気になってて…。だけど、告白する勇気が、今までなくて…」
ここでやっとちらっと先輩の顔色を盗み見た。
「……」
先輩は何か見てはいけないものを見てしまった感じで、驚愕し、固まっている。
…まぁ、当然かも。
告白したら相手も同じ気持ちでいてくれて、告白し返されたなんて、そんなハッピーな話は、世の中そうそうあるものじゃないもの。
ああ、それにしても、本当にこんなことがあっていいのかな?
夢みたいだ。
どうしよう、すごく嬉しい。
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