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フルフルと震えながらも、くすぐったさに耐えてる赤ずきんの姿は面白い。
力を入れすぎると取れてしまいそうな耳たぶに触れながら、全てを話しきれていない自分に問う。
――いいのか？
赤ずきんに話さなくちゃいけないことは、たくさんある。
知り合ったばかりだから、まだそこまで未来を考えていないから。
言い訳ばかりの自分の考えばかり浮かぶ。
――きっと、本当は何かが壊れそうで怖いだけなんだ。
それが情けない。
今まで付き合ってきた女はいる。
そういう女たちと、赤ずきんは違う。
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