第13話

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*――* 「私の良く行くお店なんですけどいいですか?」 川越さんに提案されて、タクシーに乗り込んでついたのはビルの一階に入ってるレストラン。 「ここ、知ってる……」 京子さんが驚いたように呟いたのが聞こえたけど、わたしは初めてのお店だった。 「さ、行きましょう? お腹空いちゃいました」 照れたように笑う川越さん。 「はい」 ドアを開くと、中は静かな雰囲気で、すぐに出迎えてくれた店員さんに一人ずつコートを渡していく。 「川越様ですね」 名前を言われて頷いてる川越さん。
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