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そう言って、香織は自嘲気味に笑っていた。
『まあ、油断は出来ないわ。仮に大河さんが動いていた場合…』
次に狙われるのは間違い無く…
龍迅…!
私の大切なモノを全て壊すまで
アイツは止まらない。
百合も…
香織も…
被害者なんだ。
『美麗、そんな顔してる暇なんてないわよ。』
きっと私の顔は酷い顔をしていたのだろう。
『解ってる。急がなきゃ…ー!』
龍迅を潰させはしない。
今度こそ、本当に終わらせなきゃ…。
守らなきゃ…。
私は月城 美麗…。
龍迅の元総長なんだから…。
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