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「オッサン!来たぞ~」
「待ってたぞ。ま、中に入れや」
受付でにこやかに話すオヤヂ、仁。
事務所の様なところに案内された
「お前達に連絡事項だ」
「仕事か?」
瑠鹿は眉間に皺をよせた
「いや、戦争が終わってな。復旧がそこそこいったもんで、学校が再開されるんだわ。で、フヒトとシホは中学校。お前ら3人は高校の入学手続きってわけさ」
「は?ちょっと待ってくれ、ジン」
瑠鹿が仁を止めた
「俺を名前で呼ぶのは初めてだな・・・」
「そんな事はどうでもいい。行かなきゃいけないのか?」
「義務教育だかんな」
「そもそもだ、何で俺らの事が外部に漏れている?」
「そりゃ、IDで住民登録もして、年齢も登録されているからな。当たり前だ。で、お前らは住所がギルドになってるから、ここに案内が来たのさ」
「巣はばれていないようだな」
「巣ねぇ・・・お前らは何処に住んでんだか。中高一貫教育だからフヒトやシホにも普通に会えるから心配するな」
「どうしても行かなきゃいけないのか?」
「だから、義務だって」
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