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「卯月。まぁ、来月だな。お前らは学校に入学だ。雷神、風神、龍神は高等学校1年生、フヒトとシホは中学1年生だ」
「自給自足ですし、行かなくても困りません」
背後に黒いオーラを放ちながら口を尖らせる祐樹
えらく、今日の祐樹は反抗的だった
「勉学は教養だ。行って損はない。行くべきだ」
「学費はどうするんですか?」
祐樹の答えはNOだった
「そりゃ、雷神と風神の口座にたんまり金はあるだろう?何をそんなに拒む?」
「僕達、神職は神子装束でいなければなりません。制服は着れません」
あっ!っと文江と瑠鹿は気づいた
「それにXXランクが入学になったら学校も政治もめちゃくちゃになります。他にIDを作ると言うんですか?それは認められていないですよ?」
文江と瑠鹿は様子を伺った
「あ~、IDな。確かにそうだな。マスターに聞かなければ発行できるか、言われてみれば分からないな」
「IDカードがDDランクで用意できなければ学校には通えません。学校側にはもう、もしかして伝わっているのですか?」
「いや、入学手続き書類にランクを書いて証明としてIDカードを添付するから、知られてはいない。IDカードが作れれば、良いんだな?」
「いいですよ~無理ですけどね。IDの二重発行は認められていませんから。そして、神子装束で登校できるかも重要です」
「宮司様はギルド発行の通り名の龍神とANA国のID、二つのIDもってるじゃなか。まぁ、確認するわ」
仁は電話を取るとマスターにかけた
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