第2章

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月曜日。 一週間の始まりの日。 (珍しい事も、あるものね…) 連続3日。 この日数は、私が悪夢を見なくなった日数だ。 今までは一定の周期かつ、一定の間隔で見ていた。 が、倒城達に会って以降、その悪夢を3日連続で見ていない。 それだけに、目覚めは凄く良い。 (…とはいえ、油断ならない。一気に来るかも知れないし) そう思いつつ、学校の校門まで行くと、以外な人物と出くわした。 「…アレェ?もしかして、詩帆ちゃん?」 「え?」 校門前にたむろする男子生徒の中に、倒城の舎弟…もとい、金魚のフンの巴志前の姿があった。 しかも、ウチの学校の制服で。 「俊哉クン…?」 「なんだぁ!俺と同じ高校だったんだ!驚きッスね?あ、その前におはようございますっと」 「お、おはよう…」 ニコッと笑顔で私に挨拶する巴志前の後ろの男子生徒は、こちらに向けて敵意剥き出しの睨みをしていると、お辞儀からの姿勢を直す巴志前。 「あ、チョット1分ほど待って下さいね?」 「コラ巴志前!何余裕ブッこいて…」 「ウルセェぞボケ。朝から暑苦しいツラ見せんなよ?また前みたいに潰してやろうか?」 ズイッと啖呵を切る男子生徒に言い返す巴志前に、その男子生徒は後退りしながら「お、覚えとけよ!?」と捨て台詞を言い放って校舎に走り去った。 「ったく、昭和かっつーの」 .
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