第3章

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そう答えた北条は、私に「脚を崩して結構ですよ?」と言って正座が辛かった私に気を使ってくれた。 「凄いでしょう?私の家」 「う、うん。凄いね…」 北条の部屋は、一人部屋にしては広く、そして、凄く綺麗な部屋だ。 …これで、あの殺人ハイキックをする女の子とは、とても思えない。 「でも良かった。あんな事があってから、学校に来てなかったし、心配してたの」 「ごめんなさい。チョット、掃除をしていましたので」 「掃除?(と言うか、掃除で学校を休めるの…?)」 ゴソゴソと押入れから大量の写真を引っ張り出す北条は、それを私に見せた。 「コレは…?」 「私と香奈代お姉様との思い出です」 .
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