第3章

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そして…次の日。 「おはようございます。詩帆ちゃん、俊哉君」 北条は学校に登校してきた。 すっかりわだかまりが無くなり、元気な姿ではあった。 …が。 「ほ、北条サン…」 「そ、その首に巻いてるのって…」 ニッコリと笑顔の北条の首には、どう考えても犬用の首輪が巻いており、何か言いたげな表情をしていた。 「私、今日より2人の奴隷となります。つきましては、それぞれ専用のリードを用意して…あら?」 私と俊哉は揃って彼女から逃げた。 「詩帆ちゃん!アレやっぱりMッスよ!余計厄介になってないッスか!?」 「仲良くはしたいけど、アタシだって無理!」 「待ってください2人共~ッ!私を嬲って良いんですよ~?」 「「お断りします!」」 …明日からは、夏休み。 今年は、きっと楽しい夏休みになるだろう。 .
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