第4章

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そのワリには、倒城は冷たいジュースを冷えたグラスにコースター付きで机に置く。 「だから、アタシの家でって言ったのに…」 「だって、詩帆ちゃんの家より、倒城さんの住むアパートが近いじゃないッスか?だからこそ…ギャーッ!!」 「此処はコンビニ?此処ってコンビニですかね?俊哉クン?」 俊哉のこめかみを片手で握る倒城に、彼は「だ、断じて違います!」と言った。 「…ったく!昼飯はソーメンか冷やし中華かどっちか選べ!10分で作ってやるから、それまでに宿題を半分はやっとけよ?材料を買って来ないといけないからな」 …倒城が、まるでお母さんみたいだ。 「俺、冷やし中華!」 「私は素麺が良いです」 俊哉と北条の注文が食い違い、倒城は私を見る。 「オイ、東間はどっちだ?」 「あ、アタシ?」 ジッと私を見る北条と俊哉に、私は苦笑いしながら宿題の問題に取り組む。 「あ、アタシは…りょ、両方…とか?なんちゃって…」 「よし、両方だな?さて、買いに行くか。東間、一緒に来い」 「え…?」 .
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