第4章

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思わず笑ってしまった私に、そう彼は言って次の食材を探す。 「ったく、こんな善人じゃなきゃ、フツーここまでしないっつーの」 「善人だったんだ?倒城さん」 ギロッと私を睨む倒城は、キュウリの先端を向けて「キュウリを口にブチ込んでやろうか?」と言った。 「じょ、冗談冗談!アハハ…(怒ると怖いの忘れてた…)」 その後、倒城は冷やし中華と素麺の材料を購入し、暑い屋外に出た。 「あ、暑い…」 「だな…とっとと帰って昼飯を作らねぇとな」 .
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