第14話

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わたしは行かなくていいのかな? 不安に思いながら蒼菜さんの向かう先を見つめる。 一番人が集まってるところに、蒼菜さんは笑顔で入って行った。 周りの人たちにも挨拶をして、ここからは見えないけど、たぶん中心にいるのが主役の人なんだろうな・・・・・・。 蒼菜さんの頭だけひょこひょこ動いてるのがわかるけど・・・・・・。 ――ご招待ありがとうございます、お邪魔してます。 中央の席に“狩野三郎”という文字の部分が見えて、きっとその人の誕生日なんだろうなと思って。 ――お誕生日おめでとうございます。 心の中でそう伝えた。
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