第14話

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「よし、いっぱい食べようね!」 明るい声の蒼菜さん。 なんだか緊張してるのはわたしだけみたいで。 蒼菜さんって、もしかしてお嬢様? 明るいし元気だけど、どことなく気品? みたいのが垣間見えるときがある……ような気がする。 ――だめだ、ごめんなさい。 はっきりとは言い切れないです。 勝手に蒼菜さんのことを想像して申し訳なくなる。 「あたし挨拶してくるから、雫ちゃん食べててね!」 「あ、はい」 頷いてヒラヒラ手を振る蒼菜さんを見送ったけど。
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