禿げない男は、ただの男。禿げてこそ漢。

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その頃、朱華は 「ひよりん、じゃあ…此処の警備が手薄ね」 「それと、妻達の部屋は…ひなたんが調べた通り」 朱華は、惑星ハゲールのレジスタンスメンバー。 仲間の、ひなた、ひよりと総統の屋敷を探っていた。 「流佳ぴょん、スナイパーの確保は大丈夫?」 「バッチリよ。七色古町に依頼した特製弾薬も、準備完了よ」 朱華が流佳に声を掛けると、流佳はウィンクして答えた。 「決行は、妻達が居ない時。やっくんは、定期的にお忍びで街に出るから、その時を狙いましょう」 リーダーのころねの言葉に皆が頷く。 「はーい、皆さん。お茶にしましょう」 リオンヌのオーナーりおがお茶を持って来た。 喫茶店「リオンヌ」は、レジスタンス組織のアジトだ。 もちろん、りおもレジスタンスメンバー。 今、ある計画が着々と進んでいた。
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