背伸びして、君に触れる。

21/21
前へ
/33ページ
次へ
**おまけ** 「でも歩が残ってて良かった。 居なかったら家に押し掛けるつもりだった」 「(告白されてんだろうなって思うと、おとなしく家に帰れるかよ)」 「ごめん 子供でごめん これから、彼女らしくなれるように頑張る」 「ん」 迫る歩の顔 愛の体はギクッと固まる 歩が薄目を開けて映るのは 息を止めて、顔を真っ赤にして 固まる愛の姿 歩が溢す苦笑に 愛も恐る恐る顔をあげる 「無理して背伸びすんな」 「え、背伸びしてない」 「無理して大人ぶんなってこと。 お前が恋愛初心者なことくらい知ってるから ゆっくり俺らのペースでいけば良い」 「っ、ありがとー」 抱きつく愛 「ん」 それを受け止めながら歩は 『きっと、長期戦になるだろうな』 そんなことを思っていたりするのです。 END*・.:。°*:°。○
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

113人が本棚に入れています
本棚に追加