1章 地獄暗殺者と孤児院

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黒影さんは何を隠しているのだろう…。 私に教えられないことって…… いっぱいあるか。うん。 何故だか開き直った緋雨はお金をレジに持っていきお客さんが来ていないこの時間を使ってお昼ご飯を食べた。 お昼ご飯と言っても冷凍食品を温めて適当に盛り付けただけの簡易的なお昼ご飯なのだが…。 黒影は「私は用事を済ましたついでに食べたので結構です」といい、緋雨が食べてる間店番をしていた。 この後は三時を過ぎた頃から女性の客が何人か来ては女子会みたいなものをしては帰ったり、学生が勉強しにきたり、カップルがイチャつきに来たり……。 でも、白皇は帰ってくる気配がない。 緋雨は心配になり黒影に質問すると、 「白は孤児院に行ったら暫くは帰ってきませんよ。泊まってくるそうですから」 と答えた。 緋雨は「そうですか…」と頷いた。 「ほら、まだお客さんはいるんですよ?」 「あ、はい!」 緋雨は注文を取る用のメモを持ち店内に向かった。
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