エピローグ

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その言葉にハッとした白衣の男は一瞬で体を起こし、開ききった目で扉を見つめた。 扉から入ってきた男は 「俺は政府直属の対偽善者捜査官だ。『地獄暗殺者(ヘルアサシ-ノ』こと繕戯白皇……いや、敷井白皇!」 まっすぐと白衣の男、白皇を指さして 「お前を偽善者として本部に連行する!」 そう言い切った。 「何で……僕と君は十年毎に会うんだろうね、それも毎回劇的な再会だ」 開ききった目を緩め、 「何より、君は僕の見た目が変わろうと、いつだって気付いてくれるね」 切なくでもどこか嬉しそうに白皇は 「流石、僕の親友だ。なぁ?笹川 白(ささがわ あきら)」
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