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「大丈夫?それより、
はい、財布」
剛斗
「あ、ありがとう…あれ…?
言葉使いが変わってる…?」
?
「あ、あたしキレると
関西弁になるんだ…
だから気にしないで」
剛斗
「あ、そうなんだ…」
?
「あ、ちょっと動かないで
今薬塗るから
少ししみるかもだけど…」
そう言いながら、
少女は剛斗の傷に薬を塗った
剛斗
「いてっ!」
?
「もう少しだけ我慢して」
剛斗はしみるのを我慢した
?
「はい、もう大丈夫
それよりこんな時間に
1人でうろちょろしてたら
危ないよ…?
それに親が心配してるでしょ?」
剛斗
「あ、俺…親いないんだ」
?
「え…?」
剛斗
「中学校の頃に、
病気で亡くなったんだ…
だから今は友達と一緒に
暮らしているんだ…」
?
「………」
少女は、剛斗の話を
黙って聞いていた
しばらくして…
?
「…へえ…
じゃあ、あたしと一緒だ」
剛斗
「そうなの?」
?
「それにキミ、
あたしと同じ高校でしょ?」
剛斗
「え、何で知ってるの?」
剛斗は驚きを隠せなかった
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