Things I miss the most

11/11
前へ
/11ページ
次へ
* 数日後、色白の男が満身創痍でクラブエイトに帰宅した。 出入り口でそのまま力尽きたマックは、ジャッキーの腕の中へと倒れ込む。 「ちょお、しくったわ」 ジャッキーはぐったりしたマックの身体に腕をまわし、骨が軋むほど強く抱きしめ、唇を寄せた。 「ちょっとちゃうわ、ボケ」 愛しい男に口づけられ、その温かさにマックはしばし陶然とする。 目を瞑るとそのまま魂が抜けてしまいそうだったので、ジャッキーのシャツの袖をぎゅっと握った。 落ち着く匂いのする胸に顔をうずめると、規則正しい心臓の音が聞こえた。 end
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

26人が本棚に入れています
本棚に追加