第15話

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*――* こんな時に限って、受付の仕事が少ない。 溜息を堪えるの何回目だろう。 かといって、隣の京子さんと話す気にもなれず。 三人で沈黙の時間が今日何回もある。 京子さんにも、オオカミさんの様子がおかしいとか話をしてない。 川越さんに彼氏がいるとは伝えたけど、京子さんと三人でいるとき恋愛の話がしづらくて……。 どうしても京子さんの越中先輩への気持ちを気にしちゃう……。 越中先輩はあれからわたしたちに普通に接してくれてるけど。 ――まだ正しい距離の取り方がわからない……。 む、難しいよ……。
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