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ここは、ある県にある学校
そこに、1人の男の子が登校しようとしていた
「(はぁ…面倒)」
彼の名前は田中慶太(たなかけいた)
決して素を見せず、色々なキャラで周りに合わせる高校生
そのおかげで嫌われない。けど、孤独であった
「(一生周りに合わせる人生か…。一度でいいから恋が実ればな…)」
彼も人並みに恋をする。意外と一途だ
けど、それが実ることは決してない
理由は、近くなるから。親のように、兄のように
恋愛対象から外される
「よぉ!慶太!」
「おっす!澪!(今日もかわいいな…)」
彼女が名前は佐藤澪(さとうみお)
いま、彼が恋する相手だ
「慶太、また1人なの~?」
「しゃーないだろ?こっちからくんのお前くらいなんだし」
「なら、彼女作れよ!その方が楽しいぞー?」
「簡単に出来りゃ苦労しねえっての(ほんとうはお前と付き合いたいんだから)」
彼は自分を偽る、じゃないと嫌われるから
みんなが求めてるのは頼りがいのある彼。弱くて我儘で子どもみたいな甘えん坊は誰も求めてない
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