嫉妬~ねじたんの場合~

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僕はたまらず、ころねを担ぎ上げた。 「お、おい」 キョウが動揺しているが、じろりと睨み。 「後日、きちんと聞かせろ。とっとと帰れ」 それだけ告げると、寝室に一直線。 ひとまず、誕生日のプロポーズはうまくいったと言えるだろう。 後日、キョウをころねの専属美容師にすることにし、 結婚式のメイクまでも無料ですることに成功した。 ところで、この音子はキョウがころねを構っているから嫉妬したわけではなく、ころねが音子を覚えていなかったことに腹を立てたそうだ。 おんなの嫉妬は恐ろしい。 それこそ、禿が増えるほどの恐怖だろう。 おわり
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