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闘技大会から1か月の時が流れ、リーフブリッジ学園は落ち着きを取り戻し、穏やかな時間が流れていた。
太陽は空の真上から眩しい光を照らし、気持ちの良い風が教室の窓から吹き込んでくる。
時刻は正午を過ぎ、教室では生徒達が昼食を取っていた。
有志も何か食べようと、売店に向かう為に席を立つ。
すると
「有志君……これ。良かったら食べて」
有志の目の前には恥ずかしそうに顔赤らめ弁当箱を持ったリサの姿があった。
「あ……ありがとう」
有志は少し緊張しながらもリサの弁当箱を受け取る。
「一緒に……食べよう」
リサは勇気を出し、有志を誘う。
有志は恥ずかしいからか無言で頷くと、空いている席をくっつけ、リサと向かい合うように座った。
そして初めて女の子から作って貰った弁当を開ける。
すると中には白いご飯に、お刺身が盛り合わせのように詰め込まれ、その中には生ガキもあった。
弁当の中身を見た有志は恐る恐るリサに聞く。
「これ、火通してないよね?」
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