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有志はその時間割を見て驚きの表情を露わにする。
時間割の内容は全て、実技訓練で、座学などは一切記載されていなかった。。
ガラガラ
有志が時間割に驚いていると、担任の教師が教室に入ってくる。
「お前ら、今日から授業が始まる。座学なんて物は実践では殆ど役に立たない。必要な知識は実技訓練の中で教えて行く。では体育館へ移動しろ」
HRはこれで終わりのようで担任の教師は教室を出て行く。
その後を追うように、廊下側の生徒から順に、担任教師の後に続き、一列で移動した。
体育館に着くと、一年生の半分ぐらいのクラスがすでにクラス毎に待機しており、有志達のクラスも同じように並び、その場に座る。
生徒達が集まったのを確認すると、各クラスの担任が指示を出し、クラス毎に体育館全体にに散らせた。
そこにはクラスの人数分の人型の人形が並んでいた。
「ではこれから火の魔法の訓練だ。全員人形の前に立て」
教師の指示で生徒達はそれぞれの人形の前に立つ。
「では一発目、始めろ」
教師の合図で生徒達は詠唱を始める。
「「「「「「我が手にあつまる炎の火種よ。この手に魂を宿せ」」」」」」
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