自己と座標

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自身の下腹部を触り、突起状になっている事を確認する。 どうやら私の性別は『男』のようだ。 一つ確かな事実があることに、私は安堵する。 自分自身が何者であるか分からないと云う事は、耐え難い恐怖と苦痛の連続だ 【Keyword:記憶の無い男】 だが、自身の性別が分かったところで問題は何も解決しない この部屋の暗闇は私の精神を蝕んでくる 自身の存在も曖昧な中で、私の心は挫けそうになっていた (   )「誰か、助けて……」 ((((   )))) パアァァァァッ!!                          
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