第1章

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「お…おま、悠斗!いい加減に…」 しろ、と言うより前にまた唇が重なる。 チュッチュと軽く何回も口付けをされ、柚月の頭がパニックでショート寸前でグッと深く重なり、悠斗の舌がぬるりと入ってくる。 「おっ……んっ…」 抵抗するも体制も悪く押し返せない。 されるがままで何とも言えない感覚にゾワリと粟立つ。 ちゅっ、ちゅっ、とキスが首筋に落ちてくる。 「ほ…んーっ……やっ…め」 ちゅう…と首筋を吸われてビクリと跳ねた。 「はぁ…っ!」 何してんだよと悠斗を睨むと、ニヤリと笑ながらこちらを見下ろす悠斗と目があう。 ドキリと胸が鳴り、頭で警告音が鳴り響く。 やばい、逃げないとヤバイ。 慌ててうつ伏せになり、ソファーから逃げ出そうとするとぎゅうっと抱き締められて後ろから首を、耳を愛撫される。 「やっ…」 ヒクリと震える体に、悠斗の指が滑り込む。
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