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「んじゃあまぁ、動くから。」
ぐっぐっと激しく動かれ、柚月の視界がチカチカとし、またもガクガクと震える。
「やっ…はぁはぁっあっ…やだっやだやだやだ!いやだぁぁああっ!!!!」
悠斗が一気に引き抜くと柚月の体が大きく跳ねた。
びくっびくっと震える背中にそっと指を添えて撫でる。
「はぁ…ん…ゆっ…とぉ…」
柚月の顔をこちらに向け、そっと口付けをかわすと柚月は意識を失った。
ーー…
「ん…?」
気だるさを不思議に思いながら体を起こすとズキリと痛むすぼみに、先ほどの事が夢で無いのだと悟る。
「なんで…」
こんな、一方的な…
「忘れられなくなるじゃないか…」
グッと眉を寄せて片手で顔を押さえる。
ボロボロと流れる涙が止まらず、何であんな事になったんだと。
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