第1章

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ー… 黙々と仕事をこなし、定時に上がり家に帰る。 ふーっと息を吐きお風呂に入る。 1人でいるとお昼の事が浮かぶ。 俺は男の癖に、悠斗が好きで 悠斗は1人に縛られるのが嫌いだ それに女の子大好きだし、遊び人だし…付き合っても…絶対辛い思いするんだろうな…1人で今みたいに悩むんだ… ってかそもそも男同士だし、付き合うもクソもない… 「あー…ほんとなんであいつなんだよ…」 ボソリと呟く自分の言葉にまた胸が苦しくなりながら、少し涙が浮かびあがる自分の顔にお湯をバシャバシャとかける。 「ほんと、なんで悠斗なんだろう…」 苦笑をこぼし、お風呂に顔をつけると再び浮かび上がっていた涙が消える。
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