守りたいと思うことと出逢いの時

2/14
前へ
/40ページ
次へ
その頃… 末「(ピンポーン)隆弘いないの?」 西「秀太…」 末「差し入れ」 西「ごめん…迷惑かけて」 末「気にするなよ」 西「俺、3日間の自宅謹慎になちゃった!!」 末「なんでだよ!!隆弘は何もしてないだろ!」 西「違う…。謹慎になったのは…俺に苦しい思いをさせないためだって!!」 末「…」 西「ねぇ、秀太…俺がいなくなっても大丈夫だよね?」 末「はぁ?なんだよそれ」 西「…」 末「いなくなるってどういうことだよ!!」 西「転校することにしたんだ…」 末「…ッ!!」 西「北海道の学校でよかったら遊びに…ッ」 末「冗談じゃねぇ…なんで、そんなこと急に伝えるだよ!!」 西「急じゃない!!文化祭のあの時からずっと決まっていったことなんだ…3月には転校するって…」 末「俺らが人気になったから」 西「…」 末「どうせ、隆弘のことだから、俺らが人気になったことで解ってたんだろうな…バレることを…その前にソウルエッジボーイを活動停止にして、迷惑をかけないように転校するつもりだっただろうな…」 西「…」 末「でも、それはお前のためにも俺らのためにもならない!!ただの逃げなんだよ!!」 西「でも、これで普通に…ッ」 末「普通ってなんだよ!!お前が居ない生活が普通だっていうのかよ!!今、みんなはお前のために頑張ろうとしてる!お前が居なくなったらあいつらの気持ちはどうなるだよ!!それで全て終わると思ってるのかよ!!」 西「じゃあ、このままで居ろって言うの?今のお前は後1年ぐらい好きでもない女とやるわけ?日高みたいな女好きならともかく、お前はその逆だろうが!!それに活動とはいえ、好きな人がいるのに秀太はそれでいいのかよ!!」 末「…ッ!!」 西「今のソウルエッジボーイは幸せな方向に向いている…その幸せを壊したくないだよ…」 末「…俺にチャンスをくれ…絶対、隆弘を守る…」 西「ありがとう」 末「じゃあ、3日後…」 西「…」 部屋に戻ると… 末「ただいま…あっ!」 千「(。-ω-)zzz」 末「自分の部屋に戻らずに人のベッドで…」 千「(。-ω-)zzz」 末「恋か…っていってる場合じゃねぇか。これからどうするか…」 千「(。-ω-)zzz」
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

23人が本棚に入れています
本棚に追加