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その頃…
末「(ピンポーン)隆弘いないの?」
西「秀太…」
末「差し入れ」
西「ごめん…迷惑かけて」
末「気にするなよ」
西「俺、3日間の自宅謹慎になちゃった!!」
末「なんでだよ!!隆弘は何もしてないだろ!」
西「違う…。謹慎になったのは…俺に苦しい思いをさせないためだって!!」
末「…」
西「ねぇ、秀太…俺がいなくなっても大丈夫だよね?」
末「はぁ?なんだよそれ」
西「…」
末「いなくなるってどういうことだよ!!」
西「転校することにしたんだ…」
末「…ッ!!」
西「北海道の学校でよかったら遊びに…ッ」
末「冗談じゃねぇ…なんで、そんなこと急に伝えるだよ!!」
西「急じゃない!!文化祭のあの時からずっと決まっていったことなんだ…3月には転校するって…」
末「俺らが人気になったから」
西「…」
末「どうせ、隆弘のことだから、俺らが人気になったことで解ってたんだろうな…バレることを…その前にソウルエッジボーイを活動停止にして、迷惑をかけないように転校するつもりだっただろうな…」
西「…」
末「でも、それはお前のためにも俺らのためにもならない!!ただの逃げなんだよ!!」
西「でも、これで普通に…ッ」
末「普通ってなんだよ!!お前が居ない生活が普通だっていうのかよ!!今、みんなはお前のために頑張ろうとしてる!お前が居なくなったらあいつらの気持ちはどうなるだよ!!それで全て終わると思ってるのかよ!!」
西「じゃあ、このままで居ろって言うの?今のお前は後1年ぐらい好きでもない女とやるわけ?日高みたいな女好きならともかく、お前はその逆だろうが!!それに活動とはいえ、好きな人がいるのに秀太はそれでいいのかよ!!」
末「…ッ!!」
西「今のソウルエッジボーイは幸せな方向に向いている…その幸せを壊したくないだよ…」
末「…俺にチャンスをくれ…絶対、隆弘を守る…」
西「ありがとう」
末「じゃあ、3日後…」
西「…」
部屋に戻ると…
末「ただいま…あっ!」
千「(。-ω-)zzz」
末「自分の部屋に戻らずに人のベッドで…」
千「(。-ω-)zzz」
末「恋か…っていってる場合じゃねぇか。これからどうするか…」
千「(。-ω-)zzz」
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