心配する人々

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その頃… 千「はぁ…」 今、あたしは秀太君に謝るべきか悩んでいます… 千「でも、いきなりキスしてきた秀太君が悪いし…」 まだ寒いこの季節に屋上の冷たい風を浴びながらどうするべきか考えていた… あっ!今更だけど、この学校屋上が二つあるんだ!! 千「なんて言ってる場合じゃないけど…あぁー!!」 なんであの日、あんなこと言っちゃっただろう…今までのは全部演技なの…? (着信) 千「もしもし?」 真「千晃ー?レコーディング来んかったけど、何かあったん?」 千「ごめん!気分悪くて…」 真「そっか…。後、気になる動画が投稿されたんやけど…」 千「電話してたら見れないよ」 真「一旦、電話切るわ!」 千「うん…」 真「ちょっと待ってな…」 そのまま、電話が切れ… (受信) すぐにメールがきて、あたしはクリックすると…そこに映っていたのはあの日の夜のことだった… 千「なんでこれが…!?」 あたしは真ちゃんに連絡することが恐くなった…真ちゃんに見られたことや誰かに撮れたことの衝撃もあるけど…何よりも秀太君を傷つけてしまったから… (着信) 千「(ビクッ)はい!!」 真「見てくれたん?」 千「うん…」 真「あれって、ほんまに秀太と千晃やの?」 千「うん…」 真「できれば、説明してくれへんかな?嫌やったらいいけど…」 千「チアには言わない?」 真「チアにもにっしーにも言わん!!」 千「実は…」 あの日のことを話した…
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