第1章

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オフィスにが入っているビルに着くと色とりどりのワンピースやスーツを纏った人達がビルの中に吸い込まれていく 私は軽く息を吐き、気持ちを切り替えて 右足を一歩 出しかけた時に後ろからバッグを掛けていた反対の腕に誰かの腕が絡みついて来た 「雪せんぱーい、おはようございまーす」 私の腕を取りにこやかに笑う子は後輩の鹿島 早織だ
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