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「ぁ、ぁ……あぁ、ぁ」
「礼奈?」
声が聞こえた。
「礼奈!」
両手を前に突き出し、声が聞こえたほうに向かって歩き出す。
すると、
「礼……」
木々の隙間からチラチラと明かりが届く、少しだけ広い場所に、
「礼……奈?」
「ぁ……ぁああ」
両頬に穴を開けられ、更に両手首にも穴を開けられた後、その四つの穴に一本の枝を貫通させる様に通し、まるで鳥の餌の様にぶら下げられている礼奈の姿があった。
「ひ、ひひひひぃ!」
カクッ、と地面に座り込む啓太。
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