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怪物は、啓太を片手でぶら下げながら礼奈のいる木に向かう。
「い、いぁ……くるあ、くるあ」
「離せ、離せぇぇええ!!!!」
怯える礼奈、啓太は錯乱して暴れる。
しかし怪物は、その全てを無視し木の根元に立つ。
「え? おい!」
怪物は、ぶら下げた啓太を持ったまま、木を抱きしめるように木の後ろに両手を回す。
そして、啓太を持っている手と反対側の手で啓太のもう片方の足の足首を掴むと、
「ぅぐ!?」
木に股間を叩きつけるように両腕を引いた。
「くっ、…………痛っ……ぉい! 何しやが、」
ズリリリ……
「おわっ! お、おい、何して」
ズザザザ……
「え、ちょっ、と、……おい!」
怪物が、木に啓太の股間を擦りつける様に、足を掴んで啓太の体を上下させ始めた。
「な、何なんだよ、おい!」
足を掴んで引かれている為、股関節への負担と痛みはあるものの、正直そこまでのものでは無い。
一体何をしようとしているのか。
ふとした隙に逃げられないかともがきながら考える啓太。
ズザッ! ズザッ! ズザッ!
「お、おわ、おわ!」
次第に擦り付ける速度が上がる。
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