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「がぁぁぁぁぁああああ!!!!!!」
太ももの踏まれた部分がペタリと潰れ、その境の部分が捻った風船の様にブックリと膨らみ、パンパンに腫れ上がっている。
礼奈が、獣の様な雄たけびを上げた。
だが、怪物はそんな雄たけびなど気にする様子も無く、その踏み潰した足を持つと、
「んぎぃぃぃいいい!!!!!!」
グイッと力強く捻りながら、怪力に任せ、一気に引きちぎった。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁああああああああ!!!!!! ぁぁぁぁぁあああああああああああああ!!!!!!!!」
引き千切れた太ももから、驚くような勢いで血が噴出し、地面をドロドロに汚していく。
「ぃぃいいいいあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
その傷口を必死に押さえようと、礼奈が叫びながら手を伸ばす。
「ぁぼっ!?」
だが突如、礼奈の叫び声が収まった。
「ーーーーーーーーーーー!!!!??」
怪物が、引き千切った礼奈の足の先を、本人の口の中に無理やりねじ込み始めたのだ。
「んぼぅ、んんぶほ!!!!」
礼奈の口の中に、生臭い血の臭いと、塩辛い汗の味とが広がる。
そして口角からは、じゃりじゃりと泥臭い土の塊が涎と一緒にあふれ出す。
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