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「俺も言えねーけどちょっとは自分に自信もてよ~奪うとかしねーの??」 「ばばばばっかじゃないの??そんなんまでして彼氏欲しくないし!」 私は少しそういいながらも 過去を思い出していた。 私の元彼は 私以外の誰かを好きになって 私に別れを告げた。 私は彼に 『お前は強いな。俺が今好きな子は守ってあげなきゃって子なんだよ。だからごめんな。』 と言われたのが最後。 私は全く別れたくないなんて 一言も発しなかった。 【しょうがない】 こう自分に言い聞かせていた。 目に彼が入るたびに 好きな気持ちはまた訪れる。 そしてまた自分でその気持ちを 押さえつける。 ただの負け犬だった。 強がらないでもっと甘えればよかった… そして一言 【行かないで】 って言えば気持ちも残らないで 後悔しなかったのかな。 後悔し続ける恋ばかり。 「おい。七島??」 「あっ…ごめんごめん。 でも奪うとかは考えてないよ!」 もし想いを伝えるとしたら 自然と別れてくれるのを 私は待つ。 ゆっくり 確実な 片想いをするんだ。
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