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あの日を境に
目でおってしまう私は
一目惚れをしてしまったんだと思う。
「よおっ!」
といって私の背中を
強く叩いた。
「葵!相変わらず力が…」
「りこはまあまた顔が死んでること!」
小島葵(こじまあおい)
身長が170cmと高身長のショートカット。
葵は信じられないくらい男女共々仲が良く、入学早々すぐ話しかけてくれ、顔がタイプだと絶賛してくれた。
後々、桜の親友だと知った。
ソフト部に所属している彼女はとても運動神経がよく、スポーツマンであった。
「好きな人でもできたか??そんなに目を細めてだれを探してるのかしら!」
葵はニコニコして私の頭を不器用に撫でる。
「いやぁ~いないですよ~」
とかいってあの少年を探す。
あっ…
教室から出てきたあの少年を私はじっと見た。
背が高いからいつでも
見つけてしまうその姿は
なぜかこっちに向かってきた。
どどどどどうしよう…
「おっ!和馬!相変わらずキモいな!!!!」
葵がいきなりその男子に飛びかかり首を絞めた。
和馬…????
だれだったけか。
なんか聞いたことあるぞ。
「これうちの親友!齋藤和馬!あれだよ!桜の彼氏!」
「この前はどうも!」
頭を下げる少年。
そそそそそそそそうだ。
桜の彼氏だ…
「あっ…どうも…。」
「この前どうもってなんだよ!!教えろよ~ハゲぇ~」
葵は首を絞めながら私から離れていった。
桜の彼氏を私は一目惚れしたのか??
いや違う落ち着け。
落ち着くんだ。
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