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「今年の編入生たちは変わってて面白いね」
「ああ……まあ確かに。俺は普通だと思うけど」
「いろいろ事件に巻き込まれてたみたいだね。あの喧嘩面白かったよ」
「あ、あはは……」
もうそこから知られてんのか……
一体いつから目をつけられていたんだろうか。
「水飲む?」
「え、あ、いただきます……」
喉は乾いていた。
さほど多くはない水を飲み干す。
「兄さんに気に入られるのもわかるな」
「からかわれてるだけですよ、あんなの」
「ほんとにそうかな?」
どうも寮長の話になってから、雲行きが怪しい。
まさかのまさか。
「俺が1番嫌いな人間、教えてあげようか」
彼は緩やかな手つきで俺の顎を持ち上げると、俺を真っ直ぐに見つめて優しく笑う。
「偽善者と、兄さんに近づく奴」
ブ、ブラコンだった~~~~!!!!
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