恋と教師とロールキャベツ

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鼻先触れ吐息が混じる距離。 ふざけながら、束の間の極甘の時間を過ごす自分たち。 籠に閉じ込める様に腕の中で彼女を離さずにいながら、真に閉じ込められているのは一体誰なのかと、校舎の一室…密室の中で何となく考える。 「ことり」 彼女の名前をそっと呼んで。 恥ずかしそうに自分を見つめる黒い瞳に囁きを。 「もう……逃げられないな」 さあ、 これは俺と彼女、どっちに向けた言葉だ……? END
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